魔法少女まどか☆マギカが終わっていませんが、ひと通り今期のアニメの感想とか。
【IS 〈インフィニット・ストラトス〉】
典型的な萌えアニメ。これは変にシリアスな展開にするより、ストパンみたいにキャラ紹介でまんま1クール使っちゃえば良かったんじゃないか、と思いました。
申し訳程度の設定やら世界観が作品をちゃっちくさせてた印象。路線が路線なんだから、徹底的に萌えだけに走っとけば良かったのに。
まぁ、シャルルが可愛かったから全部許します。
【夢喰いメリー】
ラノベ原作で、13話で終わらせる為にはある程度オリジナルにしなければいけないのは仕方無いですが、それにしても酷い終わり方でした。何だこの投げっ放しは。
とにかく構成が酷かった。っていうか、この人ラノベ原作、エロゲ原作の作品をことごとく潰してる人じゃないですか。(しかもどの作品もラストが酷過ぎる作品ばかり)
この調子だと緋弾のアリアも期待できなさそうですね。
あとJ.C.STAFFにしては珍しく戦闘シーンの作画が悪かったです。悪かった、と言うより、絵の動かし方が凄く不自然でした。音楽が良かっただけに、そこだけでもしっかり盛り上げとけば、ラストの印象もだいぶ変わってきたのに。全体的にただグダグダしてる印象でした。
まぁ、エンギが可愛かったから全部全部許します。
【レベルE】
これは面白かった。完全に原作勝ちな部分も有りますが、アニメとしてのクオリティも凄く高かったと思います。
完全なオムニバスなのかなーと油断して見ていたら、最後の最後であのオチ。あー、やられたって感じです。
でもこれ、元は95年の作品ですからね。やっぱり富樫先生は凄いんだなぁ。
【放浪息子】
今期ベストアニメ。
音楽、構成、演出、作画、どれを取ってもパーフェクト。原作がまだ続いているのに、これだけきっちりと終わらせられたのは本当に素晴らしい。
特に、何と言っても神前暁の音楽。
志村貴子さんの作品は変にシリアスな場面があまり無いのですが、その中でも各登場人物の心境の変化を引き立たせるような、素晴らしい音楽でした。
特にEDまでの持っていき方は鳥肌モノ。1話1話、見て良かった、と思わせてくれます。
11話ながらも、各登場人物の成長をしっかりと描いていた部分も良かったです。1人も捨てキャラを作らなかったのは、ある意味凄い。
にしても、この志村貴子って人は、何でこれだけ重いテーマをまるで水彩画の様に表現してしまえるんですかね。
「青い花」の時はレズを、今回も言ってしまえば、性同一性障害みたいなものなのに。
それなのに一つのヒューマンドラマとして、何の気恥ずかしさも感じさせないような作り方が出来るなんて。普通だったら一歩引いてしまう様なテーマを、これだけ自然に表現出来る事って、実は凄いことなんじゃないかなって思いました。
とにかく、心から「見て良かった」と思えたアニメでした。
【STAR DRIVER 輝きのタクト】
綺羅星ッ!☆
勢いだけで全てを押し切ったアニメ。終わってから冷静に考えると、色々回収されて無い伏線やら明かされて無い謎だらけで「あ、あれ・・・。」って感じでしたが、実際見てる時は普通に楽しめていたので、こういうのもアリなのかな、と思いました。
この作品もですけど、神前暁作曲の各巫女の歌が良過ぎでした。
だから、ラストシーンで今までの曲を全部使わなかったのが非常に残念。モノクロームだけでもあれだけ盛り上がったんだから、他のも使えば最終話は神回になってたんじゃないかと。
最後は勢いで押し切った感は有りましたけど、それでもシズノ編はストーリー的には良かったと思います。
にしても、ボンズの悪い癖なんですかね。エウレカもザムドもそうでしたが、最後の一歩手前まで順調にレールの上を走って置きながら、最後の最後でレールから外れて明後日の方向に全力疾走してしまうのって。
しかもそれが詰め込んで詰め込んでの結果ならまだ許せるんですけど、大体無駄な回が有りますからね。あの回要らないから最後ちゃんと作ってよ、って毎回思います。
まぁでも、何だかんだで楽しめたアニメでした。
【お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!】
ひたすらキタエリに圧倒されたアニメ。
内容はあんまり覚えていません。っていうか、印象に残る程のストーリーは有りませんでした。
でもキタエリは凄かった。
あと今期アニメの中でもOPの曲がかなり好みでした。
【とある魔術の禁書目録2】
これはもう原作読んだ人がどうやって映像化するのか楽しむ為のアニメですよね。
ネットで補足説明読みながらじゃなかったら、絶対理解出来なかったと思います。
あと、レールガンであれだけ気合の入っていた作画も、アクセラレータが出てくるまで酷過ぎでした。
話的には嫌いでは無いので、時間があれば原作読んでみようと思います。